マルタでオンラインカジノが取り締まり?!

ギャンブル啓発メッセージ
ソース:thegamblingcommunity.com

あまり有名ではないが、この小さな国(3つの島からなる島国である)はEU加盟国の一つであり、日本人には馴染みがあまりないが、ヨーロッパや諸外国の人々にとっては人気のリゾート地でもあるのだ。

地理的にはイタリアから近く(約100kmほど)であり、気候も一年中温かい南欧のものである。また他のヨーロッパ諸国と比べ物価が安く、治安も良好。紀元前から人類が住んでいたという歴史のある美しい街並み、そして美食のみならず、近年では島に住むマルタ猫がSNSで話題となり猫好きの観光客を引き寄せているそうだ。

マルタ賭博局(MGA)による規制

そんなマルタからギャンブラーにはかなり衝撃的なニュースが舞い込んできた。

あるニュース記事によると、2018年度だけでオンラインカジノに対するライセンス取り消しが8つ、営業停止処分が4つも下されていた。

2018年の8月1日からマルタでは新しい法案が施行され、マルタ賭博局の管理権限とルールの強化が始まっていたそう。

また年次報告書によると16の懲戒、73の法令違反、そして173の罰金処分が下されていることが分かった。

ニュースはそれだけでは終わらない。マルタ賭博局はギャンブル業界の資金洗浄、そしてテロ組織への資金援助に対する疑惑からのべ33社を「徹底的に調査」したと報道。

このニュースだけ見ると、賭博局の権限を強化する新法案が思考されてから、ギャンブル、オンラインカジノ業者に対しての締め付けを強化しているようにも思える。

カジノチップ
ソース:slotofmegacasinos.com

マルタ賭博局の真の思惑とは

結論から言うと、マルタ賭博局の目的はカジノの閉鎖などではない。

むしろ、上のニュースはカジノユーザーにとっては喜ばしいことであるのだ。

先に述べたとおり、マルタはEU加盟国の一つである。つまり、マルタ当局が発行した営業許可証などはEU国内でも効力を持つ。そのため、業者たちはこぞってマルタでカジノの営業許可を取得するのだ。

実際、2018年に営業許可申請で却下されたのはわずか8つのみで、93の新しいライセンスが発行されている。

そういった例からでも、取り締まりが急に厳しくなったというわけではないのは読み取れる。

マルタ賭博局がやっているのはあくまでも資金援助や、顧客に対してルール違反、ライセンスに相応しくない運営をする業者を取り締まっているだけであり、決して規制が強化されたわけではないのだ。

むしろ、ユーザーにとって喜ばしいのはそういった悪質な業者が駆逐されることである。

もしオンラインカジノで遊ぶときはライセンスの発行元を確認してほしい。そこにマルタ賭博局、MGAと書かれてあれば厳格な審査をくぐり抜け、常にルールを守り、ユーザーに公正なシステムのカジノということだ。

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