マン島のブロックチェーンオフィス

今年の2月にグレートブリテン島とアイルランド島の間に位置するマン島に、ブロックチェーンのオフィス(The Isle of Man Digital Agency)が開設され、それに伴うコンサルタント業も3月にサービスを開始しました。

マン島ってどんな国?

マン島はイングランドやアイルランドに囲まれている小さな島であり、法的にはグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の一部ではなく、自治権を持ったイギリスの王室属領と位置付けられています。面積572㎢、人口8万人の島です。

**マン島の**ブロックチェーンオフィスの狙い

先進国では、ビットコインを含めた仮想通貨は国の通貨の補助的な役割を担うと位置付けられていますが、世界の一部の地域ではビットコインを含む仮想通貨が日常的に使用されています。その代表がマン島です。マン島では、ビットコインでタクシーやパブで決済が可能だけでなく、ビットコイン製造会社が多くあります。また、マン島では仮想通貨を、オンラインカジノを含むギャンブルで利用できるように改定をしようと試みています。マン島は、世界で類を見ない高度な仮想通貨技術を持つ地域でもあります。このマン島の仮想通貨技術をフル活用し、世界のトレンドにする動きの一環として、マン島にブロックチェーンオフィスを新設した模様です。

ビットコインを含む仮想通貨の今後

ビットコインを含む仮想通貨の今後のトレンドは、この分野の先進国であるマン島の動きを見れば予測できると言えます。例えば、前述したように、現在マン島政府は、ビットコインなどの仮想通貨を、オンラインカジノを含むギャンブルで利用できるように改定をしようと試みています。現在、現金のみのデポジット可能となっているギャンブル業界ですが、ビットコインの使用が認められれば、さらに多くの地域でビットコインが導入される機会がありそうです。またマン島は仮想通貨の安全性を確保するために法的な規制を強化するなどの積極的な動きを見せており、今後世界がマン島のトレンドに影響される可能性は十分高いでしょう。

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