ルーレット映画を見よう

ディーラー

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カジノやギャンブルがテーマの映画は古今東西、たくさん作られてきたものだ。特にポーカー、ブラックジャックなどのカードゲームはカードさばきでオシャレな演出をすることができるし、非常に戦略性が高く奥が深いゲームなので映画として脚本も書きやすいのだろう。それに引き換えスロットやルーレットなどの単純な「運任せ」だと思われるゲームは、絵面の地味さも相まって画面端にちらりと登場するくらいだ。

だが実際にはオンラインルーレットにも他のゲームと同じ様に戦略性、そして攻略法があり、興味深いエピソードには事欠かない。今回はそんな珍しい「ルーレット映画」についてご紹介しよう。見終わったらオンラインルーレットをプレイするのも忘れずに。

カサブランカ

1942年アメリカ制作。時代背景的にも、やはり当時の世界情勢が色濃く反映された設定となっている。ナチス政権から逃れるため旧フランス植民地のモロッコ、カサブランカへやってきた夫婦。目的はポルトガルからアメリカへ逃避することだが、それには所持金が足りない。

夫はカジノにあるルーレットで資金を増やそうとするが、あえなく失敗に終わる。妻は権力者に体を売りなんとかビザを得ようとするが、そんな中カジノオーナーから「黒の22」

に賭けるよう進言され・・・

ストーリーも悲哀の中になにか熱いものを感じられるものなので、ぜひ見てほしい。

ルーレット

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幸福の条件

1993年のこれまたアメリカ制作。それぞれがビジネスオーナーだった夫婦が失敗してしまい、父親から軍資金を借りてラスベガスへやってきた。初日こそ賭けは大成功に終わるが、翌日、ルーレットに全額をかけた夫は全てを失ってしまう。その時、大富豪の男から妻を100万ドル(当時のレートで1億1千万円ほど)で一夜貸すように迫られ・・・

カサブランカのオマージュを感じられるようなストーリーライン。こちらも金と愛という

2つのテーマから人生模様を描く物語だ。

ラン・ローラ・ラン

1998年ドイツ制作。窮地に陥ってしまった恋人のため、20分で10万マルク(当時のレートで700万円ほど!)を集めなくてはいけなくなった主人公ローラ。ドイツ発祥の電子音楽、テクノポップに乗せて3つのストーリーが進む。

ルーレットが登場するのは3つ目のエピソード。映画の演出もかなり面白いので飽きずに見ることができる。

ルール・オブ・デス カジノの死角

1997年、イギリスードイツ合作。

作家を目指しているが、鳴かず飛ばず、生活のためにカジノで働き始めた主人公。もともと故郷の南アフリカ共和国でもディーラーを生業としていたため、すぐ仕事にもなれ、馴染みの客もついた。ある日自分と同郷だと言う美人ギャンブラーがカジノへやってくる。すぐに親密になった彼女から、衝撃的な計画を明かされ・・・

カジノの裏側もしっかり描いた一作。日本未公開なのが惜しい作品だ。

やはりルーレットをメインにした映画は少ないが、どれもストーリーで重要な役割をしているものばかりだ。

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