CES2019から見る今年のハイテク産業の動向

**CES2019**から見る今年のハイテク産業の動向
アメリカ・ラスベガスでCES 2019を開催
2019年1月8日から1月11日に渡りアメリカのラスベガスにてコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(以下CES)が開催された。CESとは、機械・工業技術・情報・通信産業などの様々なメーカーが出展する世界最大級の見本市である。
CESに注目が集まる理由
この見本市では、様々なハイテク企業が参加し、最新のハイテクトレンドを紹介する。今年の最大のトレンドは、スマートホーム、新しい携帯電話、消費者向けの無人偵察機、新しいLEDテレビ、スマートスピーカー、ヘルステック、バーチャルリアリティ製品などに渡った。この見本市は、世界最大級ということもあり3つのブロック(Tech East、Tech West、Tech South)に広がっている。CESによってその年のハイテク産業のトレンドを設定すると言っても過言ではない。
HTCがVive-Pro VR を発表
近年注目度が高いVR分野においては、HTC社がアイ(視覚)トラッキング機能付きのVive Proアイヘッドセットを発表した。将来的には、ユーザーが一見するだけでユーザーのお気に入りのネットカジノに移動できることを可能にするかもしれない。
CES2019から見る今年のトレンドは?5G?
今回は、アメリカでの加入者数1位の携帯電話事業者のベライゾンのCEOの発言に注目された。ベライゾンのCEOであるハンス・ヴェストベリは、今後の通信規格である5Gについて言及。世界を変えるとまで言及した。
5Gの実現性…
5Gの技術は確立しているものの、現実的には、インフラ整備の遅れなどがあり、5Gの実用化は今年ではなく来年に見送られる。しかし、このベライゾンからの発表により、今後の電子機器は5G対応で製造されていくに違いない。5Gデバイスの発売があっても、ネットワークが設立していなければ5Gデバイスの使用もできないわけで、もうしばらく辛抱強く業界を見つめる必要があるだろう。