Google、ボタンの代わりにProject Soli技術を搭載か

2015年にGoogleはProject Soli技術を発表。この技術は、小さなレーダーセンサーにより手の動きをデジタル信号に変えるもの。将来的にはこの技術によりボタンをクリックするような動きが不要になるとも考えられる。今後新しいユーザーインターフェースをもたらすだけでなく、ウェアラブル端末に大きな革命を与えるだろう。また、今後あなたのお気に入りのネットカジノも画面をクリックせずにプレーできる日が来るかもしれない。
**Project Soli**技術を搭載した開発中製品
2016年の発表以来、Googleは様々な開発者の元にプロジェクトを打診し、数々の製品を開発してきた。開発製品は、楽器、物体認識ツール、時計など多岐に渡る。今後、すべての端末に搭載される可能性も大いにあるため今後の開発経過に注視したい。
**Project Soli**技術の実用化?
Googleの発表したProject Soli技術だが、2015年の発表以来、実用に関しては、アメリカ政府からの承認しか受けていない。そのため世界水準のラインには達してないと言える。また、残念ながらファーストジェネレーションのProject Soli製品の登場時期は未だ明確に発表されていない。
Levi’sとの共同製品—Project Jacquard
Project Soli技術を使用し、GoogleのATAPとアパレルメーカーのLevi’sが共同開発として、導電繊維を採用したデニム地のスマートジャケットを発表した。2017年10月から350ドルで販売を開始。このスマートジャケットは、袖口をタッチ、スワイプして、スマートフォンを操作できるという新しいウェアラブル端末となり話題になった。
**Project Jacquard**のレビュー
袖口を叩くだけでスマートフォンの音楽を再生、スキップできるため、スマートフォンの画面を見ずに操作できる。運転中などの作業中の人には安全面を考えてもかなり実用的なはず。しかしジャケットに取り付けるスナップタグ端末を小型化にするなどまだまだ課題は残っているよう。今後、ハードウェアの小型化により、さらに多くの製品にProject Soli技術が搭載されるはずである。